職場の受動喫煙対策 義務化へ 〜罰則規定は見送り〜
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- 2010-12-7 12:07
厚生労働省の労働政策審議会は6日、職場での受動喫煙対策の新たな規制に、 事業主への罰則規定を設けない方針を決めました。 職場での防止対策はこれまで事業主に対して義務化されておらず、審議会では ことし7月から、対策を強化すべきかの検討をしてきました。
厚労省が同日示した対策の骨子として、事業所に全面禁煙か喫煙室設置による 空間分煙を法律で義務付ける一方で、飲食店やホテルなどについても、喫煙を規 制することで営業上の支障が生じる場合は、換気など受動喫煙の機会を低減させ る代替措置を義務付けるとしています。 違反した事業主に対しての罰則は設けず、労働基準監督署の是正指導にとどめ るということです。
審議会は今月中に具体的な対策をまとめ、厚生労働省はそれをもとに「労働安全 衛生法」の改正案を作成する方針です。早ければ来年の通常国会にも提出される 見通しです。