石綿被害の労災認定 4年連続1000人超
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- 2010-7-1 14:10
仕事中にアスベスト(石綿)を吸い込み中皮腫や肺がんになったとして2009年度に労災認定された人は1073人だったことが29日、厚生労働省の集計で分かりました。前年度より3・8%減りましたが、4年連続で1000人を超えました。
労災の時効である5年が過ぎたあと、2006年3月に施行された石綿救済法の対象として特別遺族給付金の支給を受けたのは100人(前年度121人)でした。
認定の疾病別内訳は、石綿特有のがんの一種である中皮腫が536人、肺がんが483人、びまん性胸膜肥厚が31人、良性石綿胸水が23人。業種別では建設業と製造業が大半を占めました。