自社の身の丈
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- 執筆 :
- 2013-5-17 6:00
千葉県市川市の社会保険労務士・CFP 大野広康です。
急な雨の後は一気に気温が下がって、今朝は寒さで目が覚めました。
薄着で眠ってしまって、ちょっと喉がちりちりしています。
ひどくしないようにしなければ
本日もよろしくお願いいたします。
「優秀な人が欲しい」 経営者としてそんな気持ちを持つのは当然です。
どこの会社だって優秀な人は人材は欲しい。
その一方で、自社の身の丈にあった採用を意識しないと、会社も採用した社員も不幸にしてしまうことになります。
自社の身の丈以上の「優秀な人材」を採用してしまうと、ある意味で、持て余すことにもなりかねません。
せっかく世間一般でいう「優秀な人材」を採用できたとしても優秀な人を指導できる人材が、今度は自社内に存在しないからです。
上司や先輩が職責上の指導はするでしょうが、その上司や先輩とて、自分ができないことを棚に上げて指導する、というのはなかなかやりづらいものです。
そうなるといい資質があったとしても、能力の伸長にはなかなかつながっていかない。
その結果、採用した「優秀な人材」は、いずれは物足りなくなって、もっと上のレベルを求めて会社を去っていくか、もしくは、ぬるま湯につかってしまい伸び悩んでしまうか、のいずれかになってしまうのです。
そんな事態を招いてしまっては、会社は「人を増やして業績を上げる」といった目的を達成できず、せっかくの採用は単なる費用の無駄づかいに終わります。
また、本人にとっても、会社に残るにせよ飛び出すにせよ、ハッピーなことではないはずです。
(ぬるま湯につかる本人は心地いいかもしれませんが…)
いずれにしても、1人の人材を会社が潰したことになる。
それはあまりに罪深いことです。
本日も最後までおつきあいいただきましてありがとうございました。
「人」それは唯一 感情を持つ経営資源です。
ガイアFP社会保険労務士事務所