割り増し賃金求め タクシー会社を提訴へ
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- 2010-7-15 18:50
違法な賃金体系で働かされたなどとして、 札幌市内の大手タクシー会社「三和交通」(清田区)の乗務員4人が、違法な賃金体系で働かされたなどとして、同社を相手取り、深夜労働の割り増し分など約900万円の支払いと解雇無効確認を求め、16日にも札幌地裁に提訴することが分かりました。
訴状によると、4人は単年契約の嘱託社員で、深夜でも2割5分の割増が実質的に加算されない賃金体系により、最長で4年9か月間、割増賃金が支払われていなかったということです。 また、4人のうち札幌市内の男性(61)については、賃金の歩合率引き下げなどに合意しなかったなどとして、今年5月で雇用契約を更新せず、雇い止めになっています。
代理人の亀田成春弁護士は「規制緩和による過当競争を背景に、タクシー会社が利益を上げようと違法に賃金を低く抑え、乗務員の生活にしわ寄せがきている」と指摘しています。